状態別【背中ニキビ】対策法
背中ニキビにも、ニキビの進行によって状態や対処法が異なります。
自分のニキビがどの段階なのか?を知ることが治療には大切です。
白ニキビ
出来たばかりでまだ炎症していない状態のニキビを白ニキビ(コメド)といいます。
毛穴の出口が狭くなり、皮脂が中に溜まっているためぷくっと膨れたような手触りがします。
この皮脂を餌にしてアクネ菌が繁殖すると炎症をおこし赤ニキビへと進行します。
白ニキビを予防するには、毛穴の詰まりを作らない事が大切です。
毛穴のつまりを解消するには、毎日の洗顔が大切。毛穴の汚れを優しく吸着してくれる洗顔せっけんを選びましょう。
それでも肌がざらついて毛穴が詰まりやすければ、ピーリングジェルを使うのおすすめです。
AHAなどを配合したピーリングジェルなら、古い角質を剥がれ落とし毛穴の詰まりをとることに役立ちます。
ポイント!
- 毛穴つまりを解消する洗顔石鹸を使う
- ざらつきが取れなければピーリング。週一ペースでOK
- 皮膚科で貰える薬はディフェリンゲル
赤ニキビ
白ニキビが進行し炎症を起こしてしまうと、毛穴の周りが赤く腫れあがります。
アクネ菌が毛穴内部で繁殖し炎症を起こしている状態です。触ると痛く、潰すと血が出てくるのも赤ニキビです。
炎症が進行し過ぎると、クレーターのようにへこんでニキビ跡が残りやすくなるため
一旦薬などで炎症をおさえてから、ニキビのできにくいスキンケアを続ける必要があります。
ポイント
- 赤くひどいニキビならまず皮膚科へ行き薬(アクアチムローションなど)をもらうこと
- 薬は一時的に炎症を抑えるものなので、毎日のスキンケアを見直す
- 洗う&保湿ケアをニキビのできにくいものにする
また、背中によくできる赤ニキビによく似た症状にマラセチア毛包炎があります。
マラセチア毛包炎と赤ニキビはよく似ているため、背中にたくさんニキビが出来てしまう方はマラセチア毛包炎かもしれないので、皮膚科で検査を受けましょう
ニキビ跡
赤ニキビや紫色のニキビの炎症が続くほど、ニキビ跡が残りやすくなります。
ニキビ跡には、赤みが残るタイプや、色素沈着してシミが残るタイプ、陥没してクレーター状のタイプがあります。
炎症が長く続くほど、クレーターのような凸凹ニキビ跡が残りやすくなり陥没にきび跡は、自分でのケアで改善するのが難しいものです。
できるだけ早く炎症を沈め、凸凹にきび跡を残さないようにするのが大切です!
ポイント
- 赤いにきび跡には、ビタミンC誘導体のイオン導入が有効
- シミのにきび跡には、美白化粧品や美容皮膚科でもピーリングもおすすめ
- クレーターにきび跡には、美容皮膚科のピーリング、レーザー、レチノイン酸での治療が効果的
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